岐阜県養老町の笠郷小学校にお招きいただき、6年生50名を前に「古本屋とは?」というお話をさせていただきました。
まちの古本屋というものを知らない(今や、地方はそれがふつうですよね。わたしも大学生まで古本屋を知りませんでした)子供たちに、店の写真を見てもらいながら、古本屋の仕事を紹介しました。
明治時代の養老案内本や江戸時代の双六を持参したところ、身を乗り出して、おおーっ!と言ったりしながら見てもらえて、とても嬉しかったです。
図書委員長さんが、緊張しながらお礼の挨拶をしてくれたり、「おすすめの本を教えてください!」と言ってくれる子がいたり、
短い時間でしたが、純粋な、真っ直ぐな、子供たちと触れ合えて、なんだかとても元気が出ました。
まだまだ頑張らないとな!と思っているところです。
授業の後、学校の図書室を案内していただいたのですが、
先生方のおすすめ本が並んでいたり、子供たちが絵日記風に本を紹介するコーナーがあったり、ワクワクする企画や展示でいっぱいで。
どちらかと言えば、薄暗い場所という、自分の記憶の中の小学校図書室との違いにびっくり!
図書室がこんなに楽しい場所だったら、みんな本好きになるわけだ、と納得でした。とても、羨ましかったです。
本の話を聞いて、子どもたちがみんな目をキラキラさせてくれていたことが、とても嬉しかったです。
いま感じている本の世界の楽しさ、奥深さを、心のどこかにずっと残してもらえたらいいな、と思っています。
これから先の人生で、ふと思い出す日が、来るかもしれないから。