[平凡社]
●小原古邨 海をこえた花鳥の世界
ハッと目をひく、美しい色彩と愛らしい生きものたちの表情
明治から昭和にかけ活躍した花鳥画の絵師・小原古邨。
金沢で6月末まで開催される、初の回顧展にあわせてつくられた作品集です。
当時から欧米で人気を博してきた作品が、縦長の個性的な判型に収められ、そのモダンな雰囲気を際立たせています。
おすすめの一冊です。
●トキワ荘マンガミュージアム 物語のはじまり(コロナ・ブックス)
東京・豊島区に昨年春オープンした「トキワ荘マンガミュージアム」
手塚治虫を慕った若き日の藤子不二雄や石森章太郎、赤塚不二夫らが暮らした伝説のアパートを忠実に再現
インタビューやエッセイ、漫画に描かれた姿から、その全貌に迫る。
●中世ヨーロッパ ファクトとフィクション / ウィンストン・ブラック
「中世ヨーロッパ」と聞いたとき、頭に浮かぶイメージはなんでしょう?
騎士、魔法、妖精、迷信、科学忌避、暗黒時代……
本書は、中世ヨーロッパに関する11のフィクションをとりあげ、私たちの中世観がどのように作られてきたのか、そしてその実際はどうであったのかを、豊富な一次史料とともに提示する。
●武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方 / 宮田律
2019年12月、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師。
35年にわたりパキスタンとアフガンで人道支援にあたった生涯をたどりながら、その生き方、考え方を伝える。
江戸川乱歩、堀辰雄、川端康成、中井英夫、折口信夫ら男性による、少年が少年を愛する物語アンソロジー
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